てのひらえほん問題
新潟日報さんの「おてて絵本」の記事を見たある方から、メールで「記事の内容の遊びは寺内定夫という児童文化の学者が提唱しているものととてもよく似ています。」という指摘をいただいた。寺内定夫先生のお名前は知っている。「おてて絵本」の普及活動をしようと思った際、先生のHPも拝見し、遅れ馳せながらだけれども先生の提唱されている「てのひらえほん」の存在も知ったのだった。が、「てのひらえほん」HPの紹介文には、「『てのひらえほん』とは、寺内定夫が全国の育児講座などでお母さん方や保育園の先生方などに実演している、手のひらだけでいつでもできる子どもに空想を楽しませる、おだやかな語り聞かせのこと。」(原文ママ)とあり、「ということは、手を絵本に見立てる手法は同じけれど、あちらは親からの語り聞かせがメイン、こちらはこどもからのお話の引き出しがメイン。似ているけど別のものだな」と解釈していたのだった。しかし、冷静に考えると、手法が同じく、名称も似ているということでまぎらわしく、寺内先生や「てのひらえほん」には今後ご迷惑をかけることになるかもしれない。そう思い、急遽、寺内先生にメールと電話で連絡させていただいた。結果として、『おてて絵本』の名称の使用と活動の継続について、快くご了承いただいた。そればかりか、「(『おてて絵本』の普及活動に関して)僕は一向に構わないけれども、あなたたちが『てのひらえほん』を真似たんじゃないかとか中傷されるといけないから、私も了承済みであることをHPにも書いておくといいですよ」とも言っていただいた。「活動をするのであれば、名称を統一してくれないと困る」とか、「同じ手法でありながら活動されては困る」とか言われる可能性もあり?そうなると活動もしづらい?と思っていただけに、この申し出は非常にありがたく、またうれしかった。ということで、今後は、心置きなく「おてて絵本」を普及し、こどもたちから「おてて絵本」ストーリーを採取し、たくさんの人たちに紹介していきたい。
(備考)
「上京の折には連絡ください」とも言っていただけました。ありがとうございます!
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こころの広い先生で良かったですね。
きっとあーたにはない品格もお持ちなんだと思います。
投稿: kun | 2007年5月 1日 (火) 19時38分
>kunさん
なんだって!?
我々も、「おてて絵本」を自分たちだけのものにしておくつもりはありません。使えるようならどなたでもどうぞお使いください、というスタンスです。なもんで、「普及協会」って、「普及」という言葉を入れているのです。どんなもんだい!
投稿: サトシン | 2007年5月 1日 (火) 19時45分
よござんしたね。
ようやく年度末の修羅場が終わり、気持ちに余裕がでたので覗かしていただきました。
前にも話しましたが、ウチの業界はマスでの発行部数で動くので、すぐには対応できませんが、仕事でこんなのは、と思いついたのがあり、その後の展開を除かせて頂きました。
近々メールしますので、ご検討ください。
投稿: かっちゃん | 2007年5月 1日 (火) 23時43分
ごめんなさい。「覗かせて」が「除かせて」になっていました。
投稿: かっちゃん | 2007年5月 1日 (火) 23時44分
で・・・・・。「普及協会会員」はあなたとボボさんだけですか?それとも増えました??
もしかしたらヨーコ先生も加わってくださってるかしら。
投稿: kun | 2007年5月 2日 (水) 08時01分
>かっちゃんさん
こちらでも、まだ公けの場所では書けないんですが、いろいろ展開が出てきました。「仕事でこんなのは」の思いつき、興味あります。メールお待ちしています。
>kunさん
ヨーコ先生も会員です。ヨーコ先生にしかできない方面で、ヨーコ先生ならではの普及活動をしていただこうと思っています。ということで、「おてて絵本普及協会」はただ今、3人体制です。
投稿: サトシン | 2007年5月 2日 (水) 08時28分
いいおなはしじゃないですかぁ~♪
知らないとビビるんです人間って。偉大な想像力は、怖ろしい人間像をふくらませるんです。
会ってみたり話してみたりすると、悪い人ってそんなにいるもんじゃないのにねー。
投稿: かーかん | 2007年5月 2日 (水) 16時55分
>かーかんさん
いや、めんどくっさい人もいっぱいいますよ!でも、どっちにしてもあたってみないことにはわかりません。なもんで、ほとんどの場合、迷う前に動くことにしています。
投稿: サトシン | 2007年5月 2日 (水) 20時38分