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2007年7月15日 (日)

妖怪さんと良寛さんの2本立てでこれからも 高橋郁丸さん

【NAMARA-YA 5ミニッツインタビュー】
郁丸さんは、高校のイッコ上の先輩。新潟の民俗学に造詣が深く、マンガも描いてる人、ということで、むかーし一度、某パンフの仕事で取材させていただいたことがあったのでした。いやまあ、その時はディレクションだけで、実際の取材・執筆は他のライターさんにお願いしたんですけど。その後、NAMARAさんを通して仲良くさせていただくことになり、本当に面白い人だとわかったのでした。であれば、話を聞いてみるでしょ!今回は他人に任せず、サトシン自らインタビューです。

Ikumaru

サトシン
お名前、自己紹介をどうぞ。
郁丸
高橋郁丸です。
私は新潟県民俗学会という会に所属していまして、新潟の民俗を研究してたんですね。民俗というのは、伝説とか、昔話とか、妖怪とか、みんな含まれるんですけれども、垣間見える昔の人の生活というものに、非常に興味があったんですね。歴史っていうと、権力者の歴史の積み重ねって感じがするんですけど、民俗っていうのは、本当に庶民の生活を知るためのものだっていうふうに思っていまして、で、ずっと勉強してたんですね。
で、最近なんですが、研究だけじゃ役に立たないんじゃないかなと、そういう疑問を感じるようになってきたんですよ。ただ、研究、研究で、研究の調査報告だけ書いていても、一般の人の目には触れないじゃないですか。せっかく面白いものを調べても、人の目に触れなければ、そのまま葬られてしまうみたいな感じになるので、ぜひとも多くの人に新潟の民俗の魅力を伝えたいということで、それで、マンガを描いたりとか、民俗の面白いところを抽出して妖怪の話を書いたりとかしてるわけなんですよ。
で、民俗だけに留まらず、新潟の魅力でいえば良寛さまですとかね・・・
サトシン
おおお、来た!
郁丸
ふふふ。良寛さまは、名前は有名でも、どういう生活をしていたかとか、知らない人が多いと思うんですよ。で、雰囲気だけでいいっていう人もいるんですけれども、雰囲気だけでいいってことでずっとやっていると、良寛さまがものすごい、ひっくり返されちゃうんですよ、人格的に。すごく偉大な方なのに、晩年に貞心尼という女性がいたというだけで、それだけがもう抽出されて、「若い女の人といちゃいちゃしてたお坊さん」ってことになったり。そういう変なのも出てきているので、それはいけないと思ってるんです。ちゃんとしたところは、ちゃんと伝えたいんです。
サトシン
正しい人物像を伝えたいってことですね。
郁丸
ええ、ええ。だから、私はマンガを描く時は、きっちり調べて、つっこまれてもちゃんと説明できるようにやっているんですね。そういうことで、良寛さまの正しい姿を伝えていきたいなと思っているわけですよ。だから、私、最近、講座なんかを頼まれると、良寛講座か妖怪講座をやってるんですけれども。
サトシン
2本柱!
郁丸
2本柱なんです。今のところ、そうなんです。この2つはすごく需要が多いんですよ。需要っていったら変なんですけどね。そのほかにも、お祭りですとか、民謡ですとか、芸能関係好きなので、そういう講座も頼まれればできるんですけれども、その2つの需要が多いので、「妖怪と良寛さん」って感じになってるんです。両極端な感じもするんですけれども、私にしてみたら、新潟の魅力を伝える上で、民俗を抽出すると、なぜか妖怪が魅力的だったようで、だから、妖怪。良寛さまは、全国的にもやっぱり有名なんですよね。で、心の癒しですとか、そういうものを求めて良寛さまに逢いに来る県外の方もたくさんいらっしゃるので、正しい姿というのを大切にしつつ、「良寛さまがどういうことを私たちに伝えようとしていたのか」ということを書いたり喋ったりしていきたいなあと、思っているところです。
サトシン
良寛さまのよさって、どのへんなんでしょう?
郁丸
えーとですね、本当は禅宗のお坊さんとして、禅の教えを一般の人に説いてるわけなんですよ。ただその教え方が、難しいお経を読むんではなくて、難しい教義を話すんでもなくて、生活の中から伝えているんですよ。それが、こどもたちと遊ぶことであったり、女性たち、尼さんとか、おかみさんたちとか、そういう人たちとも身近につきあって、笑いがおきたり、優しい気持ちをおこさせたりする、そういうところが偉かったと思うんですよね。
サトシン
作品的にも優れたものを遺してるんですよね。
郁丸
ええ、良寛さまの書ですね。禅宗のお坊さんっていうのは・・・、書がいいんですよ(笑)。禅画っていって、禅宗のお坊さんの絵っていうのは、それを見ているだけで心にグッとくるものがあるんですけれども、良寛さまの書っていうのは、絵にも通じるものがあると思うんですよね。見ていて、何かを感じるっていうのが大きい気がします。
サトシン
郁丸さんの今後は?
郁丸
今までのように、頼まれれば公民館でそういう講座を・・・布教活動みたいなもんですよ、講座と言いながら。それは続けていきたいです。あと、マンガや執筆。
サトシン
郁丸さん自体が妖怪のファンであり、良寛さんのファンであるって感じなんですかね?
郁丸
そうです、そうです!もう大好きで、そして情熱がなければやっていけません。だからこそ、人に広めてもいきたいんですね。あと、疑問に思った時には現地に行って、自分で見て、話を聞いて、ってのが一番なんですね。20代、30代はずっと現地まわり、現地まわりだったんですが、今はそういうのちょっとストップしてたんです。でもやっぱり、これからは何か感じることがあったら現地に行って、また調査をしたいなと思っています。
サトシン
原点に返って、みたいな。
郁丸
そうですね。やっぱり、噂話だけだとガマンできないところがあって、自分の目で見て、現地の人の話を聞いて、確かめたいってところはありますね。
サトシン
妖怪と良寛さまはずっと追い求める魅力があるわけですね。
郁丸
ええ、魅力あるし、私にしてみれば、そういう拠り所があると、自分でも助けられる気持ちになることがあるんですよね。なもんで、ずっと追い求めます。
サトシン
最後に一言。
郁丸
えーと、なんだろう。話、聞いてください!呼んでください!仕事もくださ~い。そういう場がたくさんほしいです。
(2007.7.12 NAMARA-YAにて)

郁丸滄海拾珠
http://www.geocities.jp/fumimalu/
郁丸ブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/fumimalu

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コメント

妖怪に良寛に最高ですね。
郁丸さんの一層の活躍に期待しています。

この間、三根山藩の藩趾と菩提寺の探索に行ってきました。トヨシマ特派員と月一のペースで史跡研究をしていますが楽しいですね。旧正月にさいの神祭りで食べたスルメも美味しかったです。
何だかこれからは郷土史がブームになるような予感です。

お~っ!郁丸先輩だ!
お元気そうで何よりです。

↑あ、いまのコメントはLeviによるものです。
すみません。

>ブースカさん
郁丸さんも語ってますが、「庶民の暮らしを知る」民俗学、面白そうです。郁丸さんの講座に参加してみるってのはいかが?

>Leviさん
そういや、3人で飲んだことがありましたね。郁丸さん、妖怪、良寛さん分野ではかなり知られた方なのです。

みなさまどうもありがとうございます~。
これからも、どうぞよろしくおねがいいたします(^-^)

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明訓高校の後輩で、「おてて絵本」を提唱し、 今、大活躍をしているサトシンさんに インタビューしていただきました。 インタビューを読んで、なんとなく自分の考えがわかりました。 サトシンさん、ありがとうございます。 私も頑張りますよ!! マイニチサトシン http://satoshins.cocolog-nifty.com/blog/...... [続きを読む]

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