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2007年8月27日 (月)

流れ流れて粟島を撮影する離島監督 松本卓也さん

【NAMARA-YA 5ミニッツインタビュー(番外編)】
今回も番外編。NAMARA-YAではなく、新潟市でもありません。新潟の離島、粟島の、粟島浦村総合庁舎2階に設営された、粟島映画「松本組」の撮影合宿ベース。粟島映画第3弾クランクイン3日目の撮影を終えた晩の宴会で松本卓也監督を捕まえ、インタビューを敢行してみました。かなりいい感じに酔っ払ってるけどダイジョブか!?

Matumoto1

サトシン
お名前、自己紹介をどうぞ。
松本
どうもこんにちは~松本卓也で~す。ま、松本卓也なんですけどね~・・・
サトシン
ラジオのトーク番組じゃないですからね。
松本
ああそっか、すんません。まあまあ、改めまして~松本卓也ですけれども、ま~僕、松本卓也はですね、新潟県の粟島という離島で映画を撮っていて、で、この度、サトシンさんにもこういう企画の機会をいただいているという松本卓也でございます。ま、松本卓也はですね、基本的にお笑いをずっとやってたんですけれども、松本卓也としては10年間お笑いコンビを組んでまして、その当時からまあ、NAMARAさんも今年10周年ですけれども、NAMARAさんが始めて1年くらいの時から松本卓也、知り合いになりまして、で、ずっとNAMARAさんとも、全国のお笑いインディーズの仲間ということで、代表の江口さんにも松本卓也、貧乏なんでよくメシを食わせていただいて、江口さんとは9年目のつきあいということになります。お笑いの方をずーとやってて、趣味で映画も撮ってたんですけれども、まあ、これがいつの間にか逆転しまして、今じゃ映画の方がメインとなってる感じなわけです。
サトシン
昔から映画は撮ってたと。
松本
ええ、昔から趣味で映画を。で、なんで映画を本格的に始めたかというと、お笑いコンビを解散して、ま~その、相方にフラれたんで、じゃあもう趣味でやってた映画に縋ろうかなと。そういうことで始めて、今年で6年目ということです。
サトシン
仕事と趣味が途中で逆転しちゃったと。
松本
そういうことですね。今では、新潟に映画を撮りに来たり、上映しに来たりする度に、なぜか気づいたら古町のモールで営業をさせられたりとかですね、そういった松本卓也なんですけども。まあそういうことで、粟島の映画も、今回が3回目ということで、撮りに来まして、毎年夏に撮りに来てるんですけれども、実はこれ、3回目と銘打ってるんですけれども、実は4回目と言いますか、今のやつの前に、2.5回目というやつがあるんですね。前回、ゴールデンウィーク中に短編を撮ったので。中篇でいうと3本目。短編も合わせると4本目ということになっています。そういう松本卓也なんですけどね。
今回、粟島映画はですね、なんと新潟日報さんにも載せていただきまして、なんとかいろんな方々から協力していただけるような映画になりまして、ま、まだ今ねえ、3日目ですね、3晩目なわけです。でもまあ、こんな大人数でやるのは初めてという松本卓也なんですけれども、ただ松本卓也としては、非常にまあ・・・今日は名前だけでも覚えてもらいたいと思っている松本卓也なんですけれども、「シネマ健康会」という集団の代表をやっている松本卓也なんです。東京都内でやってる団体なんですけども、ま、粟島映画以外でも、最近は、「離島監督」という感じで松本卓也はやってるんで、最近はたとえば愛知県にある渡鹿野(ワタカノ)島という、こちら、島ごと風俗が産業というところで、そこで7年に1回お祭りをやっていると。そういうところにも映画を撮りに行ったりですね、ま、風俗関係なく、きれいなお祭りをやってたりもするんですけれども。また一方では、伊是名島という、あまり知られていないような島に行ってロケしたり。粟島も3回目だったりですね、「離島監督」ということで松本卓也はこれからもやっていこうかなと思ってるわけです。
サトシン
離島にこだわってるわけですね。そんな中、粟島にというのはなぜ?
松本
それは松本卓也がNAMARAの江口代表と知り合って9年ということで、松本卓也が映画に転向してからも、江口さんから「それじゃぜひ新潟で撮らねえか?」と、言っていただいて、それでまあ今回、今回というか、3年前ですね、「じゃあ佐渡で映画撮ろうよ」って言っていただいて、で、ロケハンに行こうということで江口さんんと待ち合わせをして、待ち合わせをしたその日に、「佐渡はよく行ってるから、今日は新潟の人でもなかなか行かない粟島という島があるから、島開きやってっから行こう」と。で、当日急遽粟島に行きまして、そしたら松本卓也、2時間後には江口さんとですね、島開きの舞台上で司会やってまして。意味がわかんないですよ、初めて行った島ですぐ司会やって、その晩飲んでまして。気づいたら2ヵ月後の夏にですね、第1弾の粟島映画を撮りに来たと。そして今回でなんと3回目になったと。で、ずーっと続いている粟島の魅力というのはですね、自然、魚、いろいろあるんですけれども、一番はもう、一番最初に知り合った「人」なんですよね。よく聞かれるんですけど、やっぱり島の魅力ってのは、イコール、会った「人」なんですよね。島に住んでる人たち、接点のある人たちが非常に素晴らしいので、まっとうな人間じゃない僕としては浄化されに来るというか、更生させてもらいにくるというか、いい人たちのエキスをいただいていこうかなと思っているわけです。
サトシン
今回はクランクイン3日目、これからって感じですけど。
松本
ですね。これからなんですけど、結構撮ってはいるんですけれども、それこそサトシンさんにも非常に重要な役で出ていただいてるんですけれども、ま~ちょっとねえ、ゆっくりゆっくり撮ってるんで、3弾目にもなるともう、こだわりになっちゃうんで、相当なこだわりで今やっておりまして、松本卓也としては、こだわりもいいんですが、期間の問題もありますんで、これからもっともっとこだわりながら、このクォリティのまま、もっとテンポよく撮りたいなと思ってるところです。
サトシン
今回ならではの見所は?
松本
作風として、前回2本はちょっとコメディ要素もあったりしたんですが、今回は打って変わってズシリと重いシリアスな感じになろうかと思います。
サトシン
今までの粟島映画の紹介をざくっとお願いします。
松本
1本目はインターネット自殺を題材にした粟島映画でして、インターネットで自殺を予告したやつがやってきて、周りにお笑い芸人の人たちがいたりして、そういう人たちが止めに行くと。でまあ、やんややんややりながら、内容はシリアスなんですけど、どこかちょっとコメディ要素があるみたいな、そんな映画です。
で、2本目は、無くしたものが必ず見つかる島、ナイランドと。要は、現代人、いろんな無くしものをしているんで、有形無形いろいろ、記憶を無くした人や、音楽を無くした人、鍵を無くした人など、いろいろな人たちがその島に勝手にやって来ちゃうと。で、島のどこかに無くしたものが必ずあって、それを見つけられた時点で帰る事が出来るというファンタジーですね。
サトシン
1本目、2本目とそれぞれにテーマがあるわけですね。3本目は?
松本
3本目はズバリ、「前向きに逃げろ」と。「逃げる」というとどうも後ろ向きなんですけど、でも、しゃあないですよ、人間、逃げなきゃならない時はいくらでもあるわけで。逃げる方向が前向きだったらいいなということで、非常に抽象的で矛盾してるんですけれども、矛盾した部分の答えが見つけられたらなと、自分でも思いながら撮ってるんですけれども。そういった、ズシリと来るような濃厚なものになってます。
で、3本中、今回が一番粟島の魅力も入ってると思ってます。
サトシン
それはどういうところで?
松本
やっぱり、1本目、2本目は、島の外から来て粟島の魅力を語ったって、はっきり言ってウソくさいですし、勉強してもつけ刃でしたし。それでも、これまでロケハン入れて6回粟島に来てまして、やっと粟島のことがちょっとだけ理解できるようになってきたっていう実感が持ててきた感じなんです。そんなことで、やっと粟島のことをちょっと断片的に描いていってもいいのかなという感じになってきたところなんです。粟島でのリアルなお話を自分の中で初めて描けたような、そんな作品になると思います。
サトシン
粟島との距離感、スタンスが違ってきたってことですね。
松本
そうですね。松本卓也としては、距離感は未だあるんですが、中に入って見つめる視点を持てるようになってきたということじゃないでしょうか。この映画も、いろんな映画祭にぜひぜひ出展して行こうかなと思っていますけど。どうですか、よく出演されてる役者の皆さん。
川島田
えー私・・・私、松本監督の映画に出演させていただいている川島田ユミヲという者なんですけども、私は松本粟島作品の全部に出演させてもらってるんですけれども、なんですかね。粟島の魅力と松本監督がやろうとしてる映画の作風の魅力と、両方ともが好きですね。私も、さっき松本監督が言ってたように、粟島のことは全然知らないから、もっともっと島を堪能したいっていうのと、監督自体が次にどういうものを持ってくるのかというのがわからないのが楽しいっていうのとがあって、毎年行きたいなと思って参加し続けている感じなんです。今回の作品のテーマってのは、今初めて聞いて知ったんですけど(笑)、「前向きに逃げろ」ってのはすごい、いいテーマだなあと思いました。去年の「ナイランド」も、本を読んだ上でテーマを聞いて、「あ~そういうテーマだったんだ!」って感じで。人間のなんか、すごいディープな部分を本に描いたりしてるところが、すごい好きなので。粟島と同時に、そういう松本監督のテーマを堪能できるのがうれしいですね。
衣畑
あっ、僕も・・・衣畑裕司と申します。僕は1本目出てないんですけども、2本目に出て。でも1本目も見てまして、1本目はその、少し自殺というテーマが重くて。2本目は粟島なんだけど、「無くし島」って別の島の設定になってて。でまあ、今回、3本目は監督がさっき言ったみたいに、島のことを、わかりやすいんだけど、わっぱ煮だとか、そういうものが素直に出せてる。最初の時はそういうのが多分出せなかったんだと思うんですよね。だけど、そういうものを出して、少しでも島の人のことをわかってもらおうとしてる。前ほど島の人は出てないとは思うんだけど、だけど島のことが本にかなり反映されてるというか、よくわかって出しやすくなってるのかなというのは感じますね。ある意味、そういう視点で成り立ってるから面白いんだと思います。
サトシン
じゃあ監督、最後に言いたいことを。
松本
最後に言いたいのは松本卓也だってことですけど。「シネマ健康会」の松本卓也だってことですけど。とにかくもうね、つくってなきゃ監督でも何でもないわけで、つくらなきゃしゃあないな!と。監督ってのは、できあがったものが全てで、それで判断してもらうしかないんで、それはスタッフの人、キャストの人、お客様も、結局、自分がつくり上げたものが全ての判断基準なんで、ぜひ目で確かめていただいて、それでまあ、バッサリ斬るなりしてもいいですし。でもちょっとでも応援してやるかなとでも思っていただけたらうれしいかなと。
サトシン
つくったからには観てもらわないとですね。
松本
ぜひ!観ていただいて。でもこのトークを読んで「観たくないな」と思う人は過半数いると思うんで、そういう人には一言、「僕は松本卓也だ」と、それだけでも覚えてもらいたいなと思います。
それと今、状況的にはですね、撮影3日目の晩で、宴会をしながら録音してるということだけは重々理解していただきたいと思う松本卓也でした。ありがとうございました!
(2007.8.23粟島浦村総合庁舎内粟島映画「松本組」撮影合宿ベースにて)

シネマ健康会
http://matsumoto-movie.hp.infoseek.co.jp/

Matumoto2

松本映画常連の川島田ユミヲさん(左)、衣畑裕司さん(右)と。

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